メルマガ読者さまへ 秘密のお話 vol.27

こんにちは!木蓮です。
今日は、久しぶりに、ご要望の多い「見てみたい古代遺跡」のお話。

もうすぐ、コートダジュールに旅立ちますが、もしも行けたら、立ち寄りたいと願っているのが、『Pont du Gard(ポン・デュ・ガール)』。
すでに、2回は通り過ぎているというのに、ゆっくり写真を撮っていません。

結構有名なので、すでに行かれた方も多いでしょう。

 

ポン・デュ・ガール

 

旅の目的が違うと、なかなか立ち寄れないこともあり、いつも残念に思っています。

ちなみに、『ポン・デュ・ガール」は、ガルドン川に架かる水道橋です。
うちの夫は、小学生の頃、ここに行ったことがあり、橋を渡ったそうですが、今は歩くことが出来ないと聞きました。

ご存知の方、いらっしゃいますか?

紀元前19年頃に、アウグストゥス帝の腹心アグリッパの命令で架けられたと言われていますが、南仏に来ると、とにかく、「ローマ帝国」の影響を感じずにはいられません。
こちらは、夜間に行くと、ライトアップが美しいそうで、元気だったら、見に行ってみたいです。

こちらも、有名な『Palais des papes d’Avignon』(アヴィニョン教皇庁)。

 

Palais de papes

 

冬に行ったので、私のイメージは、とにかく「寒い場所」。(笑)

こちらの教皇庁は、1309年から1377年まで、7代にわたる教皇のアヴィニョン捕囚から、教会大分裂の時代、南フランスのアヴィニョンに設けられていた教皇宮殿(ローマ教皇庁)。(ウィキィペディアより)

しかし、フランス人の言い分によると、少し話が違うようです。

もともと、ローマ教皇が、フランス国王によってローマから連れ去られた事件なのですが、この頃の教皇は、フランス人だったそうで、教皇自身がローマに帰ることを望んでいなかったそう。
歴史を紐解くとき、いつも感じるのですが、自分がどちらの立場に立つかによって、感じ方や見え方が、異なります。

それが、面白いところでもあり、複雑なところでもあり・・・。

最後に、アルルにある『円形闘技場』。
フランス語では、『Arles, Roman and Romanesque Monuments』と言います。(2006年に名称変更)

 

アルルローマ遺跡

 

アルルは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のうち、南仏を通る『トゥールーズの道』の始点になっているので、巡礼者たちには大切な場所です。
ですが、日本では、ゴッホの「跳ね橋」があることで有名ですよね。

しかし、実際の跳ね橋は、ここから3kmほど離れた場所にあったそうで、すでに現存していなく、再現されているだけのようなのが残念です。
アルルには、本当に多くの歴史的建造物があり、一度くらいゆっくりと、街の中を見てみたいものです。

遺跡巡りが趣味の方、是非、この春、南仏をゆったりと巡ってみてください。

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