フランス人に、プレゼントをもらったらどうする?

今日、facebookのお手伝いをしてくれている槐と、繻子蘭と話している時、ふと思い出したことがあり、盛り上がってしまいました。

私が、フランスに来て、最初につまずいた「習慣」。
それは、「フランス人から、プレゼントをもらった時」でした。

日本に住んでいた頃、いろんな方から、プレゼントをもらった時、よく言われた一言があるんです。

「きゃ~!今開けないで!!たいしたものじゃないから、家で一人で、こっそり開けてね!!」と。。。
もちろん、そんな方に限って、すごく素敵なプレゼントだったりして、後からお返ししなきゃ!ということがほとんどでした。

そう、よくよく考えると、その場でプレゼントを開けるという習慣が、あまりなかった私。
もちろん、みなさんは、その場で開けること派なのかもしれませんが、私は自宅で開けることが多かったように感じます。

 

ところが・・・・・・。

フランスに来て、ママン(義母)から、プレゼントをもらったり、夫の友人から、プレゼントをもらったとき、「Merci beaucoup !!」と、ビズをすると、そのあと、みんな期待感に満ち溢れた顔で、私の顔と手元を見ているではありませんか!!

最初は、全く意味がわからず、多分、私の顔は、「??」。

そのうち、業を煮やした夫に、「早く開けたら?」と言われ、「えっ?なんで?今??家に帰ってから、開けるよ」と言うと、「今、見なさい。」と言われました。
そう、フランスの習慣として、「プレゼントをもらったら、その場ですぐ開ける」のが鉄則だったわけです。

ようは、プレゼントした相手は、相手の喜ぶ顔を見たいわけで、「早く開けて、喜んで~~!!」という気持ちでいっぱいだったわけです。
はい、もちろん、フランスでは珍しく、そんな時には、お世辞を言って、プレゼントをしてくれた相手を、最大に喜ばせるわけです。
 

何度かそんなことがあったので、さすがに、私も、プレゼントをもらったら、すぐに開けるようになったのですが、新たに、もう一つ困ったことが発生しました!

その困ったこととは、「フランス人は、包装に全く興味を持たず、びりびりに破きまくる」ことでした。

 

私は、日本人なので、包装紙自体も、ついつい綺麗に剥がそうとし、プレゼントをくださった相手から見ると、「じれったい!!」となるわけです(笑)
そう、ゆっくりと丁寧にはがし、包装紙をきちんと折って、脇に置く習慣がありました。

ところが、フランス人は、どんなに可愛くラッピングしても、ものすごく豪快に、「ビリビリ~!!」と破き、すぐにただのゴミになります。
もう、どこから開けるなんて、おかまいなしに、真ん中からばっさり!!

日本人は、友達にプレゼントするときでも、ラッピングに、ものすごくこだわるじゃないですか。

例えば、作家さんの作品を買ったり、友達からお菓子をプレゼントされた時も、本当に可愛くラッピングされてますよね?
私の場合、そのラッピングをはずすことが、ためらわれることも、しばしば・・・。
中身が小さくても、本当に温かい気遣いがされてて、そのラッピングだけで、満足してしまうほどです。

だからこそ、電化製品でもなんでも、外箱が少し潰れてたり、汚れてたりすると、嫌がる方も多いですよね。

わが夫も、私が、「こっちの箱より、こっちの箱の方が、キレイだし・・・」と取りかえようとすると、「は~? 箱なんて使わないだろ」と、変な顔をするわけです(笑)

さて、みなさんは、プレゼントは、家に帰ってゆっくり開けたい派ですか?
それとも、フランス人らしく、もらった方の前で、豪快に開けるタイプですか?(笑)

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