さて、前回の続きから → 電車に乗ってみよう!vol.1
今回は、電車に乗るために、「何があっても忘れてはいけない」ことから、書き始めたいと思います。
さて、みなさん。
これは、なんだと思いますか?
フランスの駅には、基本的に改札がありません。(パリのメトロやRERなど、もちろん改札がある場所もあります)
実は、こちら、電車のチケットに『刻印』するものです。
はい、あくまでも、『自己責任』の上で、刻印しなくてはいけません。
こんな風に、チケットを差し込むと、『どの駅で、何時に刻印したか』わかるようになっています。
私は、かれこれ7年前、フランス一人旅を、初めてした時、『チケットに刻印すること』を知らなかったため、
TGVの中で、車掌さんにがっつり怒られました。
その頃、まったくフランス語がわからなかったので、ぽかーんと聞いていると、
車掌さんは英語に変えて怒り続け、私のチケットをその場で破り、「2度と忘れるな!」と言い立ち去りました。
しかし、周りの人たちが、「よかったね~。お金取られなくて」と、口々に言ってくれたのです。
そう!これを忘れると、高額な『罰金』が取られるのです。
こうやって、聞くと、「なるほど。チケットに刻印をすればいいのね」と、簡単に思うかもしれません。
ですが、意外にやっかいなのが、チケットが2枚に渡り、再度乗り換え場所で刻印しようと思っていると、すっかり忘れてしまいます。
荷物が多く、焦っていると、とにかく忘れがちなので、駅に着いたら、『とにかく刻印!』と、肝に銘じて旅行してください。
さて、次にチケットの見方を解説します。
こちらが、電車の切符。(長距離用)
左のバーコードのすぐ左側が刻印。
Départ 出発日、時間、出発地が書かれています。注意しなくてはいけないのが、日にち。フランスは、(日付)/(月)の順番です。
Arriv. 到着日、時間、到着地が描かれています。
次に下欄の右側を見てみましょう。
Classe 2 ← 何等車か記されています。こちらは2等席
VOITURE 10 ← 何号車が記されています。こちらは10号車
PLASSE ASSISE 73 ← 座席番号。こちらは、73番
01 FENETRE ← こちらは、窓側か通路側、もしくは、ISOLEEという、隣がない独立席があります。
さて、チケットを確認したら、こんな電光掲示板を探しましょう。
駅には、日本のようにわかりやすい印はどこにもありません。
赤い印がついているところが、だいたい自分の今いる位置です。
これを見て、自分の乗りこむだいたいの位置まで行って、待っておかないと、電車が着いてから、慌てて走ることになるので、しっかりと確認が必要です。
やっていることは、日本と何ら変わりがないのですが、これがフランス語だと、少々やっかい。
電車が無事に到着したら、みんな並んでないので、乗降口に人が集まってきます。
座席表示がないときは、早いもの勝ちなので、気を付けましょう。
さて、こちらは車内。ただし、いろんな種類がありますので、こちらが全てではありません。
こちらの座席番号を確認しながら、自分の座席を探してください。
さて、説明は、まだまだ続きます。
次回は、ちょっと難しい電車の降り方を書いておきます。