ここでは、慣れるまで、結構難しい電車の乗り方について、解説してみます。
さまざまなデザインの駅がありますが、基本的に、フランスの駅はこんな雰囲気です。(写真は、ミディ・ピレネー地方のCahors駅)
まず、パリでメトロに乗ったことがある方ならわかると思いますが、自分の乗りたい電車が、どこ行きであるかということを知っておくのは重要です。
日本でも同じと思いますが、新大阪駅から、名古屋に行きたいとして、東京行に乗るか、博多行に乗るか間違えると、大変なことになりますよね。
これを知らないと、電車に乗るとき、かなり不安感に襲われます。
さて、電光掲示板を見てみましょう。
なかなか、この電光掲示板の写真がうまく撮れなかったので、申し訳ないですが、こちらで、簡単に説明しておきます。
まず、左端から、「n゜」ここは、電車の車体番号。チケットに必ず書かれているので、確認してください。
「Heure」は、出発時間、「Destination」は、〇〇行、「Particularités」は、電車の種類(例として、TGV、TERなどのこと)。
さて、一番大切なのは、この一番右端の「Voie」です。
これは、日本で言うところの「何番線」に当たるところで、通常、電車到着時刻の約10分前くらいにアナウンスされます。
そう!!これが、一番厄介なのです。
もちろん、小さな駅では、最初からわかっていることが多いのですが、パリ リヨン駅など、ホームが大きすぎるので、移動がとにかく厄介。
駅の入口付近では、みんながこの電光掲示板を見上げている姿をよく見かけます。
そして、もう一つ大切なこと。
それは、この「Voie」の一つ左隣。
ここに、「à l’heure」と書いてありますが、これは、定刻通りということです。
ところが、一番上に、「Retard 1h00」と、書いてありますね!
そう、これは、「1時間遅れ」ということです。
フランス語がよっぽど長けている方は、時節流れる放送に、耳を傾けていればいいのですが、なかなか、慣れないと聞き取るのは大変です。
ですから、この掲示板をきちんと見ておくことは、大切なのです。
実際、フランスの電車は、びっくりするほど遅れます。ですので、注意して掲示板を見る癖をつけてください。
ちなみに、ボルドー駅の掲示板は、とても見やすく、こんな感じで、右端に何番線か書いてくれています。
しかし、多くの駅のホームの電光掲示板は、こんな感じで見にくいのが現状です。
この駅のホームに登ってしまうと、もはや行き先がわからないと、自分の電車がどれか、わからなくなってきます(苦笑)
もちろん、駅員さんに聞けば、とても丁寧に教えてくれるので、電車に乗る前、ジェスチャーでもいいので、チケットを提示して、合っているか確認するのをおすすめします。
さて、次回は、『電車に乗る前、絶対に忘れてはならないこと!』を書きます。
電車に乗る必要がある方は、必ず読んでくださいね。