アンティークの買い付けってどうするの? Vol.1
私は、日本に住んでいた頃、長年インテリアの仕事をしていました。
結構、みなさんがご存知のお店なので、時々みなさんのブログをお邪魔すると、「あっ、うちの家具だ!」と、密かに思うことがあります。
(内緒ですけど)
そのうち、「せっかくだったら、アンティークが好きだし、アンティークを販売してみたいな」と、思うようになりましたが、
「どうやって仕入れるの?」と、悩むことになりました。
もちろん、今ではたくさんのお店が、仕入れ代行をしてくれますし、個人でも行ってくれる人はいます。
でも、その頃は、自分で見た物を買いつけたかった(というより、ただ単にフランス旅行したかった)んですね。
しかし、すぐに壁にぶち当たりました。
それは、フランスで家具を買っても、どうやって送ったらいいのかわかりませんし、そもそも7年前は、フランス語が話せなかったからです(笑)
もちろん、日本にいたって、仕入れ販売をさせてくれるお店はありますが、ここは一つ、プロの買い付けをしていた私が、
本気でフランスで買い付けをするには?というお話を、順を追って、話させていただきます。
① まず、一番簡単なのが、「パリのアンティークショップ」で買う。
これが、一番固く、可愛いものが見つかります。
お店自体の雰囲気を最初に知っていれば、自分好みのショップで買うことができますし、交通手段も必要ありません。
日本の多くのアンティークショップさんの商品を見ると、どこのお店で買ったか、すぐわかるお店もあるほど。
パリに行かれる方で、アンティークショップがお好きな方には、次のお店がオススメです。
モンマルトルのブティック通りの中腹に小さく構える L’Objet qui parle (ロブジェ・キ・パルル)。
何ともロマンティックな「オブジェは語る」という店名。
*北マレに構えるDOT(デ・オ・テ)。DOTとは「Diffusion d’Objet de Table」の略で、テーブル・オブジェのお店という意味です。
*マレの中心にある CUISINOPHILIE(キュイジーノフィリー)。主にキッチン雑貨のアンティークがあります。
いずれも、名前で検索したら、場所はわかると思いますので、是非、行ってみてください。
しかし、正直なことを言って、私には「バカ高い」ので、一度も買ったことがありません。。。
② パリの有名な蚤の市、「ヴァンブ」や「クリニャンクール」で買う。
ヴァンブの蚤の市は、土・日の午前中。クリニャンクールは、土・日・月曜 9時 (冬は11時頃)~18時頃に開催しています。
基本的には、ヴァンブの方が、ジャンクなものが多いので、日本の方には好まれますが、最近本当にいいものが少なくなってきたと言われています。
(初めて行くと、とても楽しいですが・・・)
多分、ほとんどの方たちが、この方法で買い付けを行います。
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しかし、パリで買うとなると、値段がかなり高い。
なぜなら、パリの有名なショップは、みんな地方のブロカントショップや蚤の市で買い付けして、地方の約3倍の値段をつけて販売しているからです。
これは、仲良しのブロカントショップのおじさんが教えてくれました。
ですから、日本で有名なアンティークショップさんたちは、みなさんレンタカーを借りて、地方をぐるっとまわり、車に積みこみながら、買い付けしています。
これをやらなければ、本当にいい商品が集まらないからです。
ところが、残念なことに、地方のブロカンターさんたちも、「日本人は高く買う」と、知っています。
私には、4年前に、こんな経験があります。
あるブロカントで、可愛いカフェオレボウルをたくさん売ってらっしゃるお店がありました。
そこで、値段交渉をしようとしたら、「君は日本人だろ?」と言うのです。
「そうですよ」と言うと、「ダメダメ。日本人には安くできない。後から、高い値段で売るつもりなのは知ってるんだ。」と言うのです。
私が、「いいえ、個人で使うものです!」と言うと、「それにしても、これ以上安くする必要はない。なぜなら、僕たちは、yahooオークションで、日本に向けて販売してるからね。 君だって、このカフェオレボウルが、日本でいくらで売られているか知ってるだろ?」と、言われました。
「君がフランス人なら、もっと安くできるけど、日本人には安くできない!」と言われ、「カチン!」ときましたが、そこで今の夫が登場!!(笑)
「いやいや、ほんとに家で使うから、フランス価格にしてくれ」と、言ってくれ、いろいろどうでもいい話をしたので、結局まけてもらいました。
ということで、日本人が買い付けで安く買うのは、結構至難の業でして、最終的に、日本の有名ショップのみなさんは、フランス語で交渉するのがうまくなります。
もちろん、向こうから「まけてあげるよ」と、言われることもあります。
ただし、それは、最初からその表示の金額で、売る気がなかったからです。
ってことで、次の回は、旅行の話をする予定ですので、1回飛んで、この買い付け物語をしようと思います。



