Gordes (ゴルド)
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プロヴァンスのリュベロン地域と言えば、言わずと知れた「小さな可愛い村の宝庫」でもあります。
「Gordes(ゴルド)村」は、その中でも、特に有名で、どこかで写真くらいは見たことがあるのでは?と思うほど、日本でも有名な村です。
近くの「セナンク修道院」も、ラベンダーでとても有名ですね!
この村は、まるで、崖にへばりつくように裾野が広がり、あくまでも個人的に、村の中を眺めるより、
少し離れたところから、全景を眺めるのが、一番の村だなと、いつも思います。
さすがに、大観光スポットということもあり、駐車場もかなり充実していますし、
日本からの観光ツアーバスも、よく見かけますので、ご存知の方も、多いでしょうね。
私の場合、村の下にある駐車場(3€)に車を停め、少しずつ村に近づく眺めを楽しみながら、歩くのが好きです。
(ちなみに、バスで来ると、真ん中の広場に降ろしてくれるので、それほど歩く必要はありません。)
こちらは、村の入口付近にある真っ白な服で有名な洋服屋さん。
監督のリドリー・スコットが、プロヴァンスにぶどう農園を所有していて、ある噂話を友人のあの有名なピーター・メイル(南仏プロヴァンスの12か月の著者)にしたところ、その話を元に小説を執筆、そして映画化されたという話です。
お店はたくさんありますが、もう少し村の中を覗いて見ましょう。
こちらの写真は、6月頃の写真です。
下の写真は、角度は違いますが、秋の風景。
秋は、何とも言えず、情緒が漂います。
季節が移り変わると、これほどまでに景色が変わるのか?と思います。
考えてみれば、「ただの落ち葉」だったりするのに、この色彩を見ると、まるで計算されて作られた風景のように感じてしまいます。芸術家たちが、キャンバスにこの微妙な色合いを重ねてしまう気持ちが、この私でさえ、わかるほどです。
私と同じく、「扉フェチ」の方がいらっしゃるようなので、またこちらの面白いデザインの扉の写真を載せておきますね!
観光バスが到着した直後は、たくさんの観光客の方たちでこの小さな村も溢れます。
細い道も譲り合いながら、すれ違わなくては、いけません。
ですが、こういう建物がたくさん残っていますし、近くにある「ボリー集落」は、もっとすごいですもんね。
ほんと、この屋根、一体何年くらい経ってるんでしょうね。
そういえば、南仏に来ると、「糸杉」がたくさん植わっていて、糸杉=南仏のイメージだったりします。
去年行った時、閉店していてがっかりしたお店があるのですが、想い出に、ちょっと店内を・・・。
もちろん、すぐ近くに似たようなお店がもう1軒あり、置いているものも似ていますので、ゴルドに行かれる方は、ご安心を。
こちらは、秋の景色。
いつも思うのですが、この屋根瓦の微妙な色の違いが、私にはたまりません!
もちろん、所々で見かける看板も素敵ですね!
それにしても、本当に何気なく歩いている途中で見つける「はっ」とする秋色に、思わずシャッターを押してしまいました。
自然の計算されない美しさに、かなうものはないなと、いつも思っています。
さて、続いて、「夜のGordes(ゴルド)」。
せっかくだと言うのに、三脚を持っていかなかったので、私の能力では、こちらが限界でした。ほんと、夜景は難しい・・・。
赤が印象的なあのカフェも、雰囲気が一変しますね。
さて、一度は、村の名前を、聞かれたことがある方も多いでしょうが、Gordesは、いかがでしたでしょうか?
フランスの鷲の巣村を楽しんでみたい方!
是非、訪ねてみてくださいね!
Gordes 情報
<見学予想時間>
約2時間くらい
<アクセス方法>
*バスの場合
プロヴァンスのバス路線図 → ★
Line 15.3 Cavaillon (カヴァイヨン)- Gordes (ゴルド)- Roussillon (ルシヨン)間のバスがあります。
時刻表はこちら → ★
ただ、正直なことを言って、あまり使い勝手はよくないかもしれません。
*バスの運行表はしっかりと見て、ご自分で判断してくださいね。
*電車の場合
Avignon (アヴィニョン)から、Cavaillon (カヴァイヨン)まで、電車で移動。(約33分)
そこから、上記のバスに乗って、Gordesまで行くことが可能です。
*車の場合
Cavaillon (カヴァイヨン)から、D15、D2を経て、Gordesへ。(約30分)
Roussillon (ルシヨン)の近くなので、一緒に回ることをお勧めします。