フランス「オーヴェルニュ」に住む木蓮が、フランスの田舎をご紹介します。

Abbaye Notre-Dame de Sénanque （セナンク修道院）

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さて、こちらは、Gordes（ゴルド）のすぐ傍にある「セナンク修道院」。
日本でも「ラベンダー」で、かなり有名な修道院なので、ご存知な方が多いですよね。（この写真は、少し青を強調して撮影しています。）

 

 

「セナンク修道院」は、カトリック「シトー会派」の修道院です。

こちらは、シトー会派の系譜。
こういう一連の流れを見ると、ものすごく長い年月が経っているのだなと感じます。
それも、そのはず。
創設されたのは、1148年。修道院になったのは、なんと1150年からです。

2013年の7月、満を持して（？）セナンクまで出かけてみましたが、今年の天候不順のせいで、ラベンダーの生育が、今一つだったように感じます。

多分、1週間後くらいに来ると、ラベンダーが満開になっていただろうなと感じるので、もう1回、写真を撮ろうかなと思いつつ、ラベンダーの株の小ささに、来年の方がいいかな・・・とも。
まら、この天候不順のいたずらで、意外な花が咲いているのを見かけることに繋がるのですが・・・。

 

 

私的には、ラベンダーが満開だったら、こちらの景色のほうが好きでした。この縦にまっすぐに整列しているのが、ラベンダー。
まだ5分咲きくらいかな？

「Abbaye」＝大修道院という意味ですが、この修道院の中には、美しい回廊があります。

それでは、修道院の中をのぞいてみましょう！
ちなみに、拝観料は、7ユーロ。（2013年7月現在）
私のブログを、長くご覧になってる方なら、なんとなくわかるでしょうが、この修道院は、ロマネスク様式で、非常に簡素でした。

そんな中で、私もびっくりしましたが、こちら。

修道院内の天井部分の石がずれてる？！写真を撮るのに、必死で、あまり注意して、フランス語を聞いていなかったため、何年だったか聞き取れませんでしたが、実は地震によって、ずれたそうです。
えっ？天井の石組みがずれるような地震があったんだと、びっくりしました。
すべての場所の写真を載せると、終わりそうにないので割愛しますが、この部屋から教会へとうつり、更に長い時間、待たされました。

扉の陰から見える回廊。
早く、中に入りたいと思いつつ、ガイドさんの話が長いので、待ちきれない方たちが、勝手に中に入り、怒られていました（笑）

それから、10分ほどして、やっと・・・、回廊の中に案内してもらえましたが、イギリス人たちは、本当に待ちくたびれた様子で、見ていて笑ってしまいました。
回廊は、モン・サン=ミシェルほど広くはありませんでしたが、やはりとても美しく静謐な印象を受けました。

ここでも、お姉さんが、詳しく説明してくださっていましたが、時間切れになると、写真が撮れなくなるので、あえて写真を撮ることにしました。（もちろん、自由に写真は撮らせてくれます）

ところで、この下の写真の上部真ん中辺りに、顔がついていますが、わかりますか？
（もっと、明るい写真がありましたが、この写真のほうが好きなので、見にくくて申し訳ないです）
いわゆる「鬼」だそうです。この真向いに、修道士たちの集会所みたいなところがありましたが、部屋を出るとき、この鬼を見て、自分を戒めていたとガイドさんが話してらっしゃいました。

さて、この回廊を抜けると、そのまま出口に。
こちらを後にする前に、お土産屋さんがあったのですが、実はこのお土産屋さんの収入で、修道士たちが生活していると聞き、母にお土産を買うことにしました。（いつ、日本に帰るのかは、さっぱりわかりませんが・・・）