今回は、フランスの地方を旅していていつも感じる「地域性」について、お話します。
先日、「バスク地方」に行ったとき、タクシーのおじさんが、こんなことを言っていました。
「バスクの人間は、非常に頑固者だ」と。
目の前にいるおじさんは、本当に明るく、とても楽しい人。
どう見ても、人懐っこそうです。
ですが、こう話は続きました。
「僕たちは、そう簡単に、人に心を開かないし、誇り高いバスク人は、絶対に、パリの人たちに、土地を売らない。
そうやって、自分たちの文化を守ってきたんだ」と。
そして、「昔からのバスク人は、何世代も一緒に暮らすから、家が少しずつ増築されていって、どんどん大きくなっているんだよ」とも、
話していました。
そこで、「私は、日本人だから、正直なことを言って、バスクの人たちが、フランスやスペインに対して、どう思っているのか、
よくわからないんです。やっぱり、今でも『バスク』として、独立したいと思われてる人が多いんですか?」と、
思い切ったことを聞いてみました。
すると、彼は、非常に悩んで、こう言いました。
「そうだね。今では、やっぱりみんなの気持ちも、少しずつ変わってきてる気がする。
心の中では、「バスクは、やっぱりフランスでも、スペインでもない」という自負はあるけど、
時代には、逆らえないからね」と。
この後も、二人で、「国」」というものについて、語り合いましたが、ヨーロッパの歴史に疎い私に、
一生懸命説明してくれたので、非常に律儀な方だなと、印象を受けました。
さて、今まで、フランスを旅してきて、感じたことがあります。
それは、結局のところ、フランス人は、とても頑固なんじゃないかということ。
ある意味、日本のほうが、「柔軟な考え方なのかな」と感じています。
何しろ、日本の凄まじい時代の変化を考えると、時代に流されず、「村ごとの個性」を維持する
フランスの田舎は、非常に興味をそそられるからです。
ちなみに、お互いの地域の人が話す「地域色」は、以下の通り。
*南仏の人間は、最初のとっかかりは、人懐っこくて、とてもフレンドリー。
だけど、それは上辺だけなので、そう簡単に心を開かず、何年付き合っても、家に入れてくれない。
*ノルマンディーやブルターニュ地方の人たちは、とにかくはじめは無愛想で、「感じが悪い」と思われがち。
しかし、一度心を許してくれると、家族のように接してくれ、長年の友好が築ける。
*オーヴェルニュの人たちは、とにかく締まり屋。
そう簡単に、財布を開かない。(← これ、ほんと!)
しかし、田舎者なので、困っている人がいると、何とか力をあわせて、みんなで助け合う。
賛否両論はあるとしても、なかなか面白い見解です。
日本にも、『地域性』があると思いますが、こうやって改めて聞いてみると、面白いな~と感じます。
さて、みなさんは、どの地域に、旅行に行ってみたいですか?




