Village des Bories (ボリー村)
以前から、一度、行ってみたい!と思いつつ、誰かとプロヴァンス巡りに行く際は、なかなか、立ち寄る機会が作れなかった『Village des Bories』。
フランスのあるテレビ番組で見て、夫と二人で、「一回、行ってみたいね!」と、話すきっかけになったので、2013年の夏に、訪ねてみました。
ちなみに、『borie 』は、ラテン語の『boaria』由来で、小屋を意味しています。
さて、この村を訪れる際、気を付けたいのが、駐車場の位置。
駐車場は、ゴルドに行く道すがらにあるので、気軽に車を停めてみたのですが、その駐車場は、キャンピングカー専用で、
乗用車の場合、すぐ村の傍まで、車で行けるのです。
夫は、途中で引き返し、車を取りに行きましたが(帰りのため)、私は2km歩くことに・・・。
まぁ、日頃の運動不足解消に、役立ったと前向きにとらえましょう♪ (笑)
それにしても、この石壁たち。
コンクリやモルタルが使われておらず、よく崩れないな・・・としか、言いようがありません。
この石積みの技術は、現在にもいかされており、時々、このタイプの石壁の家を見かけます。
そういえば、昔、ターシャ・テューダーの『四季の庭』をテレビで見た時、お孫さんが、この石積みを勉強しているとか、言っていた気がするのですが、本当にびっくりするほど頑丈なのです。
小屋には、それぞれいろんな意味があり、この小屋は家畜小屋。
他に、馬小屋、納屋、蚕の家、パン小屋さんなどありました。
こちらが、パン小屋。
それにしても、見ようによっては、ピラミッドみたい!
もちろん、昔から使われている道具の展示もありましたが、よくよく見ると、現在では崩れないよう、補修されているところがありますね。
プロヴァンスの乾いた土地から採れる石灰岩で作られているそうですが、植えられたラベンダーが映えるシチエーションですね。
いや、やっぱり、所々から生える多肉さんのほうが、ぴったり似合っているかも(*^_^*)
ふと、周りの景色を眺めると、リュベロン山地が綺麗に見え、きっと古代の方たちも、美しい景色を楽しんだことでしょう!
何度か、Gordes村には、訪れたことがあるみなさん。
たまには、こんな遺跡を訪れるのも、楽しいかもしれません。
++ Village des Bories 情報 ++
OPEN: 朝9:00~陽が沈むまで。
(この陽が沈むまでという表現が難しすぎますが、夏なら、夜の8時くらいでも空いているという情報あり)
料金: 大人 6ユーロ
12歳~17歳 4ユーロ
その他に、グループ割引料金あり
<予想見学時間>
約30分(公式HPに書いてあった時間です)
<アクセス方法>
*車の場合
Cavaillon(カヴァイヨン)まで、高速道路を使い、その後D973、D2を使い、Gordes(ゴルド)方面に走ると、
左手に小さな看板が出てきます。
本当に、Gordesの少し下くらいです。