Usson (ウソン)
↑正式には、ウとユの中間のような発音です)
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わがオーヴェルニュ地方の美しい村。Usson(ウソン)の紹介です。
こちらは、本当に小さな村なのですが、『AUBERGE DE MARGOT』という有名なレストランがあり、多くの旅行者が訪れます。
ちなみに、こちらは前菜。
こちらがデザート。(メインはすっかり撮影するのを忘れておりました)
お値段も、リーズナブルで、なかなかのお味でした。
さて、こちらの村。
写真の左側を見てみてください。
黒い石が目立ちますよね。
しかし、扉も窓枠も赤いのです。
この黒い石の正体は・・・・・・。
わかりますか?火山が噴火し、流れた溶岩流の跡です。
男性の方なら、おわかりでしょうが、正体は「玄武岩」です。(いや、男性だからと言って、ご存知なわけでもないですね)
それにしても、溶岩流の流れた跡が、はっきりわかるのは、面白いですね。
そして、村を歩いていると、やはり赤い色が、目に入ってきます。
ふと、壁に目を向けると、こんな看板が!!
ツーリズムの看板も、なんともおしゃれ。
壁から、にょっと突き出したガーゴイル。
さすがに、遊びに行ったこの時期は、まだグリーンが少なかったので、可愛さがなかなか伝わらないと思います。
ですが、またしても、私はすごく素敵なお家を発見してしまったのです!!
もちろん、お花が咲けば、もっと素敵なお家になることは、確かなのですが、今でも十分可愛いい!!どうです?この色遣い!!
ここのお宅には、どうやら春が訪れていたようです。
どうやら、こちらのアーティストの方は、多肉植物がお好きなようで、たくさんのコレクションがありました。
後ろに見えるのは、私の欲しい糸杉。
ここのお家の猫ちゃんが、何度も庭に誘ってくれましたが、勝手に入るわけにはね。。。(苦笑)
実は、ここのお宅を撮影中、同じく一眼レフをかかえた男性が、なぜだか私に、「ここの庭、春になったら、最高だよ。僕は、何度も写真を撮りに来てるんだ!」と、熱く語ってくれました。
クロッカスも、すでに満開。(この時期、我が家には、まだまだ雪が残り、花は咲いていませんでした)
そろそろ、このお家を離れて、山を目指して、歩いていきます。
この写真をよく見て下さい。
石の色が違っているのがわかりますか?
実は、フランスの家の壁をよくよく見てみると、このように壁の色が違っていることがあります。
それは、なぜか・・・。
そう、右上の新しい石の部分は、増築された部分になるのです。
こちらのUsson村だけでなく、フランスでは、度重なる戦争や革命のために、多くの城が廃墟になっています。
そして、その廃墟となったお城の石は、こうやって、また村の家づくりに使われていることが、非常に多く、時々お家の石にその証が残っていたりするのです。
さて、村を登りきったところで、教会(L’église Saint-Maurice)がありました。
こちらの教会、思いっきり普通の家のように見えますが、14世紀に建てられたのち、16世紀に改修されたものだそうです。
そして、こんな小さな村だというのに、先日ご紹介したアンリ4世の最初の奥さんである王妃マルゴが住んでいたようで、彼女ゆかりの噴水の跡地があります。
さて、マリア像を見るため、山を登っていくと、この地域一帯を、眺めることができます。
そして、やっと山の頂上に辿りつきました。
フランスでは定番である『キリストを抱いたマリアの像』が村を守っています。
1893年に建てられたものです。
私の中では、なかなか面白い村だなと思っています。
もしも、オーヴェルニュに来る機会があれば、是非、訪れてみてくださいね!
Usson 情報
Issoire HP ← 近くの一番大きなオフィス・ドゥ・ツーリズムです。
<見学予想時間>
1時間半ほど
<アクセス方法>
*電車の場合*
クレルモンフェランから、 Béziersか、Nîmes行の電車に乗り、Issoireまで、来ることができます。(S.N.C.F. Voyageurs : 3635)
そこから、タクシーで、約20分。
*車の場合*
クレルモンフェランからの場合 (パリからの場合)
高速道路 A75を南下し、13番出口で降りる。(約20分)その後、D996、D709を経て、Ussonへ
モンペリエからの場合
高速道路、A75を北上して、13番出口で降りる。(約3時間30分)その後、D996、D709を経て、Ussonへ
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