フランスのトイレ事情を知っておこう!
さて、旅行中に切っても切れないお話。
それは、「トイレ」の話。
何度か、フランスのトイレの写真を撮ろうかと思いましたが、あまりにお粗末すぎて、いまだその勇気が出ません(苦笑)
フランスに一度でも旅行したことがある方なら、ご存知かと思いますが、とにかくフランスのトイレ事情は、勇気を持って言うなら、かなり「低レベル」です。
日本でなら、困ったら、駅に行けば、必ずあるトイレ。
百貨店だって、普通に考えれば、各階ごとに、美しいトイレがありますよね。
それを、期待して、「百貨店に行けば、絶対にトイレに行ける!」と思うのは、とても危険です。
もちろん、パリならきちんとあるでしょうが、地方の場合、トイレがないこともあります。
私の友人も、母も、「フランス旅行は、本当に素晴らしかったけど、トイレだけは最悪だった」と言います(笑)
その上、基本的に、「パリのメトロ」や「RER線」構内ですら、トイレはないはずです。
一度、クレルモンフェランの駅構内に奇跡的にあった、全自動トイレで、あまりの汚さに、母が吐きそうになったことがあります。
そして、よく覚えておいてください。
まず、「便器に便座がありません」。
(いや、もちろん、ついているところも、たまにあります)
ひどいと、「トルコ式」とか言われる、真ん中に穴が空いていて、足置き場が2つあるだけのトイレがあるのですが、「どちら向きに座るのか、全くわからないトイレ」もあります。
何はともあれ、「トイレは、絶対に、行けるときに行く!」
これが、鉄則だと覚えておいてください。
そして、今回は、もちろん、「パリ以外」のお話をさせてくださいね。
①公衆トイレ
基本的に、観光客が多い村には、「公衆トイレ」が用意されています。
公衆トイレには、「有料」タイプと、「無料」タイプがあり、「無料」タイプだと、ほぼ「トイレットペーパーはない」と思っていたほうが、確実です。
そして、無料タイプは、開けた瞬間、倒れそうな状態のところも多いです。
有料タイプの場合、必要なのが「小銭」。
私は、何度もトイレの前で、いろんな国の方から、「小銭、両替できないかしら?」と、マダムに聞かれています。
もちろん、値段はその場所によって様々ですが、30サンチームなど、中途半端な値段もあるので、1ユーロや、10サンチーム、20サンチームなど、小銭はなるべく持っておきましょう。
みなさんの大好きなエズ村も、この有料タイプのトイレしか、私は知りませんので、ご注意くださいね。この使い方を詳しく書くには、やはり写真が必要ですね・・・。
ですが、現在写真がないので、わかる情報のみ書いておきます。
1. Libre(空き)の緑のボタンが光っている場所は、空いているので、お金を入れます。
(先客があるときは、赤いボタンが光っています)
2. 扉を開き(真ん中にボタンがあったりすることがあります)、中に入り、鍵をかけると電気がつきます。この電気がつかないときは、横の壁に電気があることもありますので、探してみてください。
3. ここで注意があります。確か、自分で流すタイプは、あまり見かけず、自分が外に出て、扉をしめると、ものすごい轟音とともに、トイレ内全体が洗浄されます。
間違っても、閉じ込められないようにしましょう。
時々、化粧直しなどしようと長く中にいて、突然壁から水が出てきたという、恐怖体験をしたという方がいらっしゃったので、あんまり中でのんびりとしないほうがいいかもしれません。
②カフェやレストラン
もちろん、一番簡単な方法は、カフェやレストランに入り、「カフェ」などを先に頼んでから、貸してもらうのが一番簡単な方法です。
パリなどでは、チップを要求されるところもありましたが、地方の村では今の所、あまり要求された記憶はありません。
ですが、どちらにしろ、小銭を持っていたほうがいいです。
③百貨店
びっくりしたのが、百貨店に、トイレがないことがありました。
もちろん、あることもありますが、やはり時々チップを要求され、代わりにトイレットペーパーを渡されたこともあります(笑)
④美術館・博物館・図書館など
基本的に、トイレはほとんどあった記憶があります。
⑤マクドナルドなどのファーストフード店
私の一番おすすめなのは、実はマクドナルド!
地方の場合は、簡単に入れるのですが、都会の場合、暗証番号がないと、入れないことがあります。
この暗証番号は、ハンバーガー等を購入したレシートの下に、「Code Toilettes」と書かれた何桁かの番号が書かれていますので、それを入力して入ります。
⑥長距離の電車内
長距離の電車内には、トイレが設置されています。
でもね~、時々、水がなくなって、流れなくなるのよね・・・。
⑦高速道路のサービスエリア
ここは、確実に行けるので、私のように車で移動する人にとっては、とてもありがたく、特にレストランやカフェを併設してるところは、比較的きれいなところが多いので、安心です。
ざっと、こんなところです。
そして、案外難解なのが、水の流し方だったりします。
壁にボタンがついていたり、水が入っているタンクのボタンを引っ張るタイプや、押すタイプなど、こればかりは、慣れないと難しいんですよね・・・。
今までで、一番難しかったのが、手を洗おうと洗面に近づき、何を触っても、水が出ない!!
最終的に足元に変な突起物を見つけたので、それを踏んだら、突如水が出ました!!(笑)
とにかく、女性の方には、一番の悩みどころでもありますので、カフェやレストランで、休憩するときは、100%トイレに行っておくことは、大切です。
それでは、みなさん。
トイレに悩まされない、よいフランス旅行を!!(笑)