Rocamadour （ロカマドール）
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この街は、フランスにとって宗教的に大切な場所でもあるRocamadour（ロカマドール）。
こちらのロカマドールは、中世10世紀以降、『聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼コース』の1つでして、キリスト教を信仰する人たちには、一度は訪れたい重要な場所でもあります。
もちろん、ただの旅行者であっても、この村の美しさを見れば、一目瞭然。
世界中のツーリストが訪れます。
それでも、日本人はまだまだ少ないようでして、私が、日本語訳された観光ガイドを買ったとき、お店のマダムが、「まぁ、初めて売れたわ！」と笑っていました。しかし、このフランス語訳のひどいこと、ひどいこと・・・・・。
あとで、フランス語バージョンにしとけばよかったと、後悔するほどめちゃくちゃな訳でした（笑）
こちらのロカマドールは、村の下に流れる川のほとりに、大きな駐車場があって、そこから徒歩か小さなトラムバスにて、村の入口まで行きます。
先ほどの門をくぐり抜けると、一気に街の全貌が目に入ってきました！
さて、この村には、なかなか興味深い伝説があります。
1166年に、ある村民の臨終の際、神の啓示により、「亡骸を礼拝堂の入口に埋葬してほしい」と、家族に遺言します。
そこで、皆で埋葬しようとその場所を掘ると、そこから保存状態の良い亡骸が発見されました。
その亡骸は、『アマドール』のものだと言われるようになりました。
アマドールとは、聖ルカの福音書のザシェと同一人物と言われているようです。
また、もう一つ、『黒聖母』の存在も、謎に包まれているようです。
この黒聖母は、所々に残る色彩から、もともと黒かったわけではないと考えられています。
どうやら、この黒聖母は、多くの巡礼者に奇跡をもたらし（病を治すなど）、多くの人たちから信仰を受けていると言われています。
さて、ノートルダム礼拝堂に行くために、階段を登ります。
こちらの階段は、216段ある『大階段』と呼ばれる場所でして、その中腹で、写真を撮ってみました。ちなみに、巡礼者たちは、自分の罪を悔い改めるために、膝でよじ登るそうです。
しかし！この階段、膝で登らなくとも、十分根性がいる階段なのでした。（苦笑）
巡礼の印である多分、ホタテの化石（と思いたい）。
実は、とってもわかりにくい場所に、エレベーターがあり、お金を払えばエレベーターで頂上までいけることが、後からわかりました。
ですが、ロカマドールの奇跡の恩恵にあずかりたい人たちは、やはり自分の足で登っていくようです。
登りきると、ノートルダム礼拝堂が現れ、聖アマドールの墓があります。
とても美しい教会の内部。
船乗りたちが船に乗る前にこちらで祈りを捧げたなど、多くの伝説が言い伝えられています。
実は、こちらの礼拝堂や大聖堂は、14世紀から15世紀頃、岩の崩落や飢饉、疾病の流行、そして戦争など、様々な理由から、崩壊し廃墟となります。
ですから、現在の姿になったのは、19世紀に再建されてからということです。
しかし、ここにはとても不思議なものがあります。
わかりますか？ ピンクの丸の中です。
写真を拡大すると、実は「デュランダルの剣」が、刺さっているのです。
おぉ！まさしくドラクエやFFの世界（笑）
ちょっと、夢が広がりますね。
こちらは、村の入口にほど近い「サルモル門」。
もちろん、街の中には、たくさんのお土産屋さんやホテルがあり、かなりの賑わいを見せていました。個人的には、ちょっと観光地化しすぎかな？と思います。
やはり、神秘性を保っていただいたほうが、見る方もわくわくしますしね。
それでも、こんな売り方をしているサボン（石鹸）やシャンプーにはびっくり！
そして、村の外れまで歩いていくと、こんなお店を発見！
ステンドグラスの素敵なお店でした。
もちろん、看板だってガラス仕様です。
個人的には、こちらの村の外れのほうが落ち着きました。
最後に、中世の時代、ある条件のもと（100年に1度もないようです）、大赦（恩赦）を受けるために、いくつかの巡礼地に罪人たちが赴いたそうですが、もちろんこのロカマドールにも、2万人から3万人も世界各国から同時に集まっていたようです。
そして、「やがて、神よりイギリス軍を駆逐するために、一人の乙女がフランスに現れる」と、ジャンヌ・ダルクの出現を示唆した啓示があらわれたとも言われています。
中世の村というのは、たくさんの伝説があり、フランス語の知識が少しでもあると、とても楽しく観光ができるので、これからも頑張って勉強しようと思っています。
なんせ、歴史好きなもので・・・・・・。
Rocamadour 情報
＜見学予想時間＞
約2時間～3時間
＜アクセス方法＞
＊車の場合＊
こちらのHPをご参照ください。→★
使い方は、以下を参照してください。（見にくいかもしれませんが申し訳ないです）
① ピンクの囲みの部分に、現在地を入力します。
② 青い囲みの部分は、車か徒歩の表示を選択します。
③ オレンジの部分をクリックします。
④ 緑の部分に、所要時間が表示されます。
地図の下に、詳しく道順が表示されます。
＊バスの場合＊
現在、調査中です。