Riquewihr (リクヴィール)
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人口1200人ほどの小さな村には、毎年約100万人近くの観光客が訪れるそうです。
帰りのTGVで読むために買った、「EN ALSACE」という雑誌で、ちょうどこの村が特集されていて、いろんなことが書かれていました。
この村は、城壁に囲まれていて、入口を抜けると、こんな感じで、真ん中に、どんと目抜き通りがあり、両サイドには、たくさんのお店があります。
ところで、アルザス地方を旅行していて、一番苦労したのが、「会話」。
最初、コルマールに到着したとき、周りが話しているフランス語が、全く聞き取れなくなっていました。
はじめは、とにかく、「なんで、聞き取れないんだろう??」と、焦りましたが、会話を聞いていると、どう考えても、「ドイツ語」に聞こえるのです。
アルザス地方は、北東にあり、多くの方たちが、「アルザス語」を話します。
このアルザス語には、ドイツ語の方言が混じっているらしく、私には聞き取れない!!(苦笑)
バスク地方の「バスク語」と同じように、ヨーロッパという地域の特殊性を考えずにはいられませんね。
長い間、ドイツとフランスの間で領土の奪い合いが繰り広げられ、アルザスの人たちは、ある意味、フランスにも、ドイツにも、同化することが出来ず、独自の文化を持つとも言われています。
この辺は、実際に住んでみないとわからないでしょうが、「年輩の方ほど、フランス語が嫌いだよ」と、教えてもらいました。
さてさて、このRiquewihrは、「クリスマスマーケット」で、有名になった村でもあります。
そして、2011年には、『Qualite tourisme』を受賞したほど、旅行者にとっては、旅行しやすい村だということです。
それにしても、本当にデコレーションが面白くて、見ているだけでわくわくするような村でした。
ですので、すぐに陽が落ちはじめ、美しい夕暮れ時を楽しむことができました。
夜の姿も本当に美しく、写真を撮っていても、絵になるな~と感じます。
夢の世界への入口は、魔法の泉から・・・。
魔法の水を一口飲んで、目線を上にあげてみると、ほら・・・。
美しい物語のはじまりです。
あれ?ここは、どこ?
もしかして!!『お菓子の国』??
空からは、たくさんのお星さまが落ちてきて、村を着飾ってくれています。
ねっ!本当に、『不思議の国』に迷い込んだ気分になりました。
『Riquewihrのマジックアワー』をのぞいてみましょう。
私はこの夕闇に溶け込んでいく瞬間が、たまらなく好きなのですが、写真を撮るのが、とても難しい時間帯でもあります。
なぜなら、色合いがとても難しいからです。
それくらい、デコレーションが綺麗だったんです。
一言で言うと、「真っ白なお店」という感じで、店内も「白一色」。
そう思うと、可愛くしすぎるのも、ダメですよね(/_;)窓辺は本当に、どのお家も趣向がこらされていて・・・。
やはり、どこを見ても、絵になる村でした。
次回は、是非、夏の時期に、再訪してみたいと思います。
Riquewihr 情報
<見学予想時間>
約1時間半くらい (クリスマスマーケットの時期だと、2時間くらい)
<アクセス方法>
Colmar から、バスが出ています。
Line 106にて、約30分。Riquewihrの村に入るトンネルを正面に、左側の郵便局の傍に、バス停があります。
バスの時刻表
時刻表がうまく開かない場合は、こちらから検索してください。→ ★
また、クリスマスマーケットの時期は、特別な周回バス(CHRISTMAS SHUTTLE)が走っています。
この時期に、アルザス地方を巡られる方は、これを利用すると便利です。
2014年は、もちろんまだ発表されておりませんが、こちらを参考にご覧ください。→ ★