Murat (ミュラ)
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こちらのMurat(ミュラ)は、オーヴェルニュから、ミディ・ピレネー地方に行く際、よく、前を通り過ぎる村です。
ですので、春の美しい日和に、一度立ち寄ってみました。
こちらの建物。なんだと思いますか?
名前は、「LA MAISON DE LA FAUNE」
実は、この変わった建物は、「この地域(オーヴェルニュ)の野生動植物展示ホール」だそうです。
もともと、この建物自体は、16世紀のもので、個人所有のホテルだったようですが、1階には、6000種の昆虫類が、2階から4階には、450種類の鳥類や哺乳類を見ることができるそうです。
展示写真を見る限りでは、鳥がほとんどでしたが、かなり珍しい鳥が、たくさんいるようでしたので、またゆっくり見に行きたいなと思います。
(私は時間がなかったので、中を見る余裕がありませんでした)
この村の建物の屋根には、こうやって十字架が建っているお家があり、信仰心が厚い地域だったのかな?と、思いました。
空を見上げると、一部の方が喜んでくれそうな看板を発見!
それにしても、どうしてアイアンを使って、こんな自由な発想が出来るんでしょうね。
残念ながら、このお店は、閉まっていたので、見ることができませんでしたが、2軒ほどアンティークショップがありました。
この地域は、ほとんど日本人の方がいらっしゃらないので、アンティークの価格が、非常に良心的。
さて、所々に、こんな佇まいの家も見ることができます。
この軒の蛇腹の装飾のことを、「ジェノワーズ」と言って、実は、プロヴァンス地方によく見られます。
「ジェノワーズ」と聞けば、お分かりになると思いますが、もちろんイタリアから来たものです。
こうやって、家を眺めていると、いろんな歴史を発見することができるので、みなさんも、、是非、村めぐりをする際は、ゆっくりと上から下まで、眺めながら、歩いてみてくださいね!
山の頂上には、お約束のように、マリア様が聳え立ちます。
フランス人にとっては、当たり前の光景なんでしょうが、まだまだ私には神秘的な光景です。
そして、ぶらぶら歩いていると、「絵の学校」を見つけました。
建物とは相反して、色鮮やかな絵。
フランスで、絵を習ってみるのも面白いかな~と、ちょっと興味を持ってしまいました。
(いや、その前にヴァイオリンを再開したいです・・・)
フランス在住の方なら、名前を見れば、すぐにわかると思いますが、日本の方は、言われないとわからないですよね。
この村は、本当に古い建物が残っているのですが、1866年に鉄道が敷かれるまで、幾多の戦争や革命があっても、ほとんど影響がなかったからのようです。
ですが、文明の利器である鉄道が敷かれてから、後に起こる2つの世界大戦によって、何度も村の危機を迎えていたようです。
「時代の流れ」とともに、消えゆくものもあれば、こうやって、現存している奇跡もあると、改めて考えさせられました。
さて、最後はお約束の扉写真で!(笑)
ミュラの村は、いかがでしたでしょうか?
街と呼ぶか、村と呼ぶか悩みましたが、現在の人口は2000人くらいなので、村にしておきました(笑)
Murat 情報
<見学予想時間>
約1時間ほど
<アクセス方法>
*車の場合*
Clermont Ferrand (クレルモン・フェラン)からの場合(パリ方面から)
高速道路A75を南下し、23番出口を出て、N122で、Muratまで。(約1時間)
パリから、約5時間ほど。
Saint-Flour (サン フルル)から約23km 20分ほど
*電車の場合*
クレルモン・フェランより、Murat駅まで、電車が出ています。
詳しくは、こちらでご覧ください。→ ★
*SNCFのサイトへ飛びます。
Billets & Info traficをクリックし、SNCF DIRECTをクリックすると、時間等を検索できます。