Mont Saint-Michel(モン・サン=ミシェル)
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フランス西海岸、「サン・マロ」湾上に浮かぶ奇跡の島、Mont Saint-Michel。
このサン・マロ湾は、ヨーロッパでも、潮の満ち引きが最も激しいと言われ、時に15メートル以上になると言われています。
干潮になると、このように旅行者は歩いて島までたどり着くことができるんですよね。
この島の成り立ちは、いかにも西洋チック。
詳しく説明すると、とんでもなく長くなるので、とても短い説明ですが、
アヴランシュ司教であるオベールが、夢の中で大天使ミカエルから、「この岩山に聖堂をたてなさい」というお告げを受け、建設したのがこの島の初まりで、その後、リシャール1世によって、ベネディクト会の修道院が建てられます。その後、13世紀頃までに、増改築が重ねられ、現在の美しい姿が出来上がったそうです。
それにしても、これほどまでに美しい修道院は、フランス革命時に、一度は廃止され1863年までなんと、「監獄」として使用されていたそうです。
その後、あの有名な「ヴィクトル・ユゴー」が紹介したことにより、再び修道院として復元されたそうですが、現在数名の修道士が在住しているのみで、数人の修道女が近隣の町から通って、運営に当たっているそうです。
この島の中に入ると、外観とはうってかわって、人が溢れかえり、華やかな雰囲気になります。
もちろん、日本人もたくさん見かけました。
この看板の面白さは、やはりフランスならでは。
それでは、この華やかな細い路地を抜け、修道院の中へと入って行きましょう。
階段を登り切ると、入場料を支払う場所があり、こんな姿が見えてきます。
主要部分は、ゴシック様式ですが、内部はさまざまな中世の建築方式が混ざり合って構成されています。身廊は、ノルマンディー様式です。
ちなみに、身廊とは、教会の入り口から主祭壇に向かう中央の通路のことで、翼廊に至るまでの部分のことを指します。
この内部を見た後は、モン・サン=ミッシェルの最大の見所である「ラ・メルヴェイユ」へと向かいます。
私は、こうやって扉から少し見える風景が、とても好きです。
この美しい細工を見るだけでも、来たかいがあったというものです。
1979年に「モン・サン=ミッシェルとその湾」として、世界遺産に登録されていますが、イギリスとの百年戦争の際は、要塞の役目をしていたこともあり、一度は見ておきたいと思わせる畏怖感がありますね。
こちらは、「騎士の間」。
この左に見えるは、あの有名な「Poulard おばさんのオムレットの店」。
ここを訪れる前にも、みなさんの批評は散々読んでいたのですが、夫が、「そんなにいまいちなら、食べてみよう!」とはりきって、中に入ってしまいました(笑)オムレット自体は、メレンゲを焼いた感じでふわふわですが、やっぱり、どうも私の口にはあいませんでした。
Mont Saint-Michel 情報
Mont Saint-Michel HP (わかりやすいと思いますので、日本語のページをリンクしています)
<アクセス方法>
上記のHPにアクセスすると、かなり詳しく書いてくれていますので、是非ご参照ください。(日本語はかなり変です)
2013年6月3日から、ローカルバスの終点の場所が移転しています。
パリから電車やバスでの行き方がわかると思います。
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