Lavaudieu (ラヴォデュ)
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回廊の美しい村 Lavaudieu。この村の歴史を紐解こうと思うと、本当はもう1つ、近くの村をご紹介しないといけないのですが、それはまたのお楽しみということで・・・。
この村の前には、Senouire川が流れています。
木々が一斉に芽吹きだすと、本当に美しい眺めなんですよ!
さて、こちらの教会は、外観では、かなり壊れていますが、中に素晴らしい回廊があることで、有名なのです。
こちらの正面の門から、その回廊に入ることができます。
こちらの回廊の歴史は、本当に古く、11世紀~12世紀のものです。
あの洗練された美しい「モン・サン=ミシェル」の回廊に比べると、なんと、武骨なことでしょう!!
そして、よくよく見てください。
この回廊の柱。形が、まちまちなのが、わかりますか?
この柱が違う理由は、度重なる戦争で、かなりの柱が略奪され、売りに出されていたものを、少しずつ買い戻して、修復しているからだそうです。
ですので、新しい柱は色が白っぽく、本当に11世紀頃の古い柱は、色が黒っぽかったり、深いグレーだったりします。
そのガイドさんが、「可愛いでしょ?これ11世紀頃の天使なのよ」と、教えてくれましたが、可愛いかなぁ??(爆)
こちらは、確かに回廊が素晴らしいのですが、実はもっとすごいものもあります。
それが、こちらのフレスコ壁画。
なんと、12世紀の物とは、思えないほど、色鮮やかに残っています。
ですので、ガイドつきで、1日3~4回のみ、人数制限をして、徹底的に管理しています。
もちろん、この写真も、許可をもらって、素早く撮りました。
暗い中、どれだけ慎重に撮影したことか・・・(笑)
ちなみに、下に見える彫像も、15世紀のものだそうです。
そして、このツアー、私一人だったので、さんざん質問させていただきました!!
(今年は、本当に天候がおかしいので、観光客が激減しているそうです)
このフレスコ壁画は、多分イタリアの芸術家が描いたものだろうということでした。
こちらも、12世紀のキリスト。
「Abbaye Saint-André de Lavaudieu(アベイ サンアンドレ修道院)」自体も、11世紀~12世紀に建てられたものです。
教会内のフレスコ壁画は、天井近くのみに、現存しています。
実際の肉眼では、ここまで色鮮やかではなかったのですが、写真に収めると、意外なことに色がはっきりと映っていました。
こちらのフレスコ画は、14世紀のもの。
また、近くに昔の人々の生活を説明した「ミュージアム」があります。
Lavaudieu情報
<回廊見学時間>
7月~8月
毎日10時、14時、15時、16時、17時から、ガイドつきで約1時間、回廊と美術館の見学ができます。
15分前までに、近くにあるチケット売り場でチケットを買っておく必要があります。
3/29~6/30、9/1~11/11 (2013現在)
4月、10月、11月は火曜日休館
10時、14時、15時30分、17時から1時間、ガイドつきで約1時間、回廊と美術館の見学ができます。
(グループ見学は予約が必要)
2013/11/11以降
閉館
前もって予約の電話を入れていれば、中を見ることができるようです。
2014年の復活祭以降に再び開館します。
<アクセス方法>
こちらは、現在、車で行く方法しかないようです。
最寄駅 BRIOUDE
ここから、車で約20分ほどです。
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