赤ピマンの村 Espellete

Espellete (エスプレット)


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こちらは、見ているだけで、口の中が辛くなる赤ピマン(唐辛子)のEspellete村。

Les Plus Beaux Villages De Nos Régions 2013のアキテーヌ地方で、見事選ばれた村でもあります。
(ですが、フランスの最も美しい村には、選出されていません)

Espellete

 

村の中の真っ白な家の壁には、ありったけの赤ピマンが干されています。
この赤ピマンの呼称自体が、「ピマン・エスプレット」と言います。

ここ、バスク地方における赤ピマンの栽培は、コロンブスとともに、アメリカ大陸に出向いたバスク人が、持ち帰ったとされています。
2000年にAOCの認証を受け、現在、この村の周辺にある10個の村でエスプレットは生産されています。

夏に、このエスプレットを収穫した後、こうやって、日光によくあて乾燥させ、その後、粉末にして使われますが、私は、塩と混ぜてあるエスプレットを買いました。これが、ちょっとした七味の代わりになるので、少しだけうどんにかけたり、いかにも日本人らしい使い方をしています。

 

Espellete

それにしても、この家を見ていただければ、一目瞭然。
本当に、家の守り神のように、ぎっしりと干されるエスプレット。

Espellete

それにしても、この村。
注意しなくてはいけないのが、びっくりするほど小さく、30分もあれば、村の中をぐるりと一周できてしまうほど。
(もしかすると、さらっと見るだけの人は、20分くらいあれば十分かもしれません)

小さな村に慣れている私でさえ、拍子抜けするほどの大きさでした。

この村の『お土産』と言えば、チョコレートの中に、エスプレットを入れたものが、とても有名なのです。
しかし、ちょうど、お昼の12時半過ぎについたため、チョコレートを買うことができず、とても残念!

 

Espellete

 

タクシーの運転手さん曰く、「とても美味しい!」とのこと。
まぁ、甘さを緩和させてくれるのだろうと、推測はできるけど・・・(笑)
Espellete

なんだか、どの写真もびっくりするほど、真っ赤。
そして、可愛い窓の写真でも・・・と思っても、真っ白な壁に、赤い雨戸、赤ピマンという組み合わせになるので、思わず笑ってしまいました。

Espellete

もちろん、赤以外の色の家もありましたが、基本的に「赤」が基調。
そして、緑と白壁と言えば、やっぱりバスクの旗を思いだしますね。

 

Espelette

 

とても、小さな村でしたが、強烈に個性のある村でした。
バスク地方には、こんな村もあるんですよ。

Espellete

 

 

Espellete情報

Espellete HP

<見学予想時間>
約30分

<アクセス方法>
基本的には、車でしか行けないと思っておいたほうがいいです。
おすすめは、後日、ご紹介するSaint Jean Pied de Port から、タクシーを頼み、この辺一帯の小さな村を巡ってしまうことです。
この辺の詳しい情報は、バスク地方というカテゴリーを作り、詳しくご説明しますので、もう少しお待ちください。

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