Digoin (ディゴワン)
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ディゴワンと言えば、「カフェオレボウル」好きの方なら、誰でも思い出せる名前ですよね。
それほど、有名な名前でありながら、実はフランス人でも、あまり行ったことがない街でもあるわけです。
ディゴワンのカフェオレボウルは、いろんな種類がありすぎるので、すべてを語ることはできませんが、こんな感じのカフェオレボウルがあります。
私のブログに遊びに来られる方は、かなり知識がある方も多いでしょうが、全く知らない方のために、ほんの少しだけ、その歴史を語っておきましょう。
「ディゴワン&サルグミンヌ窯」の歴史は、古く、約18世紀末に、まず最初、アルザス・ロレーヌ地方のサルグミンヌに、窯が開かれ、ナポレオン3世の庇護を受けたことにより、発展していきます。
ところが、普仏戦争が1870年に起こり、サルグミンヌは、プロイセン領となります。
そこで、今までどおりの商売が出来なくなってしまいました。
なぜなら、プロイセンから、フランスへ輸出することになり、重い税金がかかったからです。
そのため、サルグミンヌ窯は、ディゴワンに移り、もともとあったディゴワン窯を吸収するのです。
そのため、SARREGUEMINES(サルグミンヌ)、DIGOIN&SARREGUEMINES(ディゴワン&サルグミンヌ)、DIGOIN(ディゴワン)という刻印のものがあるんですよね。
これは、お皿やカフェオレボウルのマークを見ると、よくわかります。
おっと!村めぐりに全く関係ない話を、長引かせてしまいました。
さて、そんなこともあり、ブロカントで、この街を、一度訪れてみたのかったのですが、なかなか機会が作れず、突然思い立ち、旅立ってみました。
ほとんどの方が、ご存知ないでしょうが、ディゴワンは、運河の街でもあります。
中世には、ロワール川の水運を利用してマコン産やシャロン産のワインが運ばれていたようです。
時間があれば、ゆっくりと1834年に出来たこの運河を、楽しむのもいいかもしれませんね。
肝心のDIGOINの美術館は、開いているはずなのに、扉に鍵が・・・・・!
オフィスドツーリズムのお姉さんに、「なぜ、開いてないのですか?」と聞くと、「そんなはずはないわ!」と、すぐに、電話をして、確認してもらったのですが、やっぱり不在でした!!(フランス旅行に来て、こんなことくらいで、へこたれてはいけません!)
そして、今年は、あり得ないほどの雨続き。
「Église Notre-Dame de la Providence」には、名物があります。
この写真だけで、気づいた方、いらっしゃいますか?
せっかく、姿を見たのですが、写真を撮ろうとしたら、見えなくなってしまいました。
ですので、いつもご紹介する可愛い村とは、少し趣が違います。
こちらのお宅のお庭は、ちょっと面白かったです。
でも、アンティーク好きな方には、ちょっと興味のある街には、違いありませんよね!
Digoin 情報
MÂCON
CHALON-SUR-SAÔNE
DOMPIERRE-SUR-BESBRE
と書いた看板を見たら、N79に乗り換え、24番出口を出ると、すぐ。
パリからの場合
Paris(Bercy) から、MOULINS SUR ALLIE駅まで。約2時間30分。ここから、バスが出ています。
Paris(Gare de lyon)からSNCFで、Paray-le-Monial駅まで、約4時間、その後、タクシーで、約15分
バス情報は、少しお待ちください。