Château de Chambord （シャンボール城）
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フランスの『古城めぐり』と言えば、やはりロワール地方。
ロワール川の渓谷に沿い、たくさんのお城が点在していることは、あまりにも有名ですね。
（ちなみに、各地方にも、素晴らしいお城が点在していて、私もたくさん見に行っています）
その中でも、こちらのシャンボール城は、あのヴェルサイユ宮殿にも匹敵すると言われ、ロワール地方最大の大きさを誇ります。
面白いのが、このお城は、古典的なイタリアの構造ですが、そこに、フランス中世の様式が組み込まれ、「フレンチ・ルネサンス様式」と呼ばれています。
見てのとおり、美しい城なのですが、これだけの雄大な城に、ほとんど人が住むことがなかったといわれ、ある意味、不思議なお城でもあります。
もともとは、短期訪問を目的に、建設されたそうで、どうやら長期滞在には向かないようです。
それには、一つ理由があり、開き窓や外廊下、屋上にある広いスペースがたくさん！
ですので、寒冷地であるこの地では、城中を暖めるだけでも、かなり大変な上で、非効率。
ということで、冬の滞在が難しかったようです。
私が訪れたのは、9月でしたが、写真を見てみると、私の服装が、完全に冬服でした（笑）
Château de Chambord[/caption]
さて、フランソワ1世が統治時代、狩猟のために訪れる際、全ての家具をわざわざ持ち込んだと、ガイドさんはおっしゃっていました。
（ということは、毎回移動させてるってことですよね？？）
ちなみに、こちらの城は、レオナルド・ダ・ヴィンチの発想が多く取り入れられているそうです。
こちらの階段は、「二重螺旋階段」と呼ばれており、よく階段の設計が、「レオナルド・ダヴィンチ」だと言われていますが、実は定かではないようで、フランス人ガイドさんも、「・・・と、言われていますが、真相はわかりません」と、おっしゃっていました。
ただ、この二重螺旋階段は、非常に面白い設計になっており、相手に出逢うことなく、3階まで昇り降りができるようになっています。実際、歩いてみると、常に他の階段にいる人とは、すれ違うこともなく、とても興味深かったです。
フランソワ1世の後も、たくさんの国王たちが、この城を所有していますので、説明は割愛させていただきますが、440個の部屋、84の階段、暖炉へとつながっている365本の煙突など、説明を聞いているだけで、頭の中がくらくらしてきました。
ある王は、ここを劇場にも使っていたそうで、様々な仕掛けを見せてもらいました。
干潮、満潮の差が激しいこの地域の特性をいかし、このお城全体にも、仕掛けがあります。
（これは、行ってからのお楽しみということで・・・）
このモチーフは、『火トカゲ』で、フランソワ1世の紋章、サラマンダーです。
写真にピンクが入っていますが、この日はHONDAが、パーティーを行うらしく、ライティングがすごかったのです（苦笑）
再び、屋上に出てみると、本当に広大なお城なんだなと改めて感じました。
それにしても、このシャンボール城。
左右対称が非常に美しい城だな～と、改めて感じました。
実は、こちらを訪れたのは、すでに5年前。
もう一度、素敵な写真を撮りに行きたいなぁと願っています。
Château de Chambord（シャンボール城）情報
＜予想見学時間＞
約半日ほど。（場内を見るツアーをつけた場合）
41250 CHAMBORD
Tél : 02 54 50 40 00/0825 826 088
＜入館料金 -2013年＞
大人 11€
子供（家族連れ18歳以下） 無料
18～25歳 8€
＜シャンボール城の開館時間＞
＊シャンボール国立公園は毎日開館しています。
＊お城の開館（1月1日、12月25日、1月31日のみ閉館）
1 月2 日〜3 月29 日、10 月1 日〜12 月31 日 10 時〜17 時
3 月30 日〜9 月30 日 9 時〜18 時
＊注意
入館は閉館時間の30 分前まで
大きなリュックサックは無料で預けることができます。
ペットは城内には入ることはできません。
＜アクセス方法＞
車の場合
＊パリから 所要時間2 時間以内
高速道路 高速道路 A10 号線 降り口 16 番Mer （メール）、または17 番 Blois（ブロワ）
高速道路 A 85 号線 降り口 12 番 Chémery （シェムリー）
高速道路 A 71 号線 降り口 3 番 Lamotte-Beuvron （ラモット・ブヴロン）
電車の場合
＊ パリから：Austerlitz（オーステルリッツ)駅からBlois（ブロワ）駅で下車、約1時間30分
3 月3 日～9 月2 日まで、 ブロワ城、シャンボール城、シュヴェルニー城、ボー ルガール城に停車する特別シャトルバスが運行されています。
（ロワール・エ・シェール地方交通機関とロワール・エ・シェール地方議会のウェブ サイトで時刻表などの情報をお確かめ下さい。）