Charroux(シャロルー)
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コルザは、フランス語で菜の花。
春の訪れを一斉に告げる、フランスではなくてはならない花です。
私は、毎年4月になると、この村のブロカントに出かけて行きます。
なにしろ、小さい村ではありますが、400件ものお店が出展されるのです。
アンティーク好きな方なら、ご存知でしょうが、このブロカントは「蚤の市」とも呼ばれ、プロの方から、一般の方まで、たくさんのお店が並びます。
少し前までは、BROCANTE(ブロカント)は、プロの方たちがやっているイメージがあり、一般の人たちが村のお祭りの際に開くガラクタ市は、Vide-Grenier(ヴィド・グルニエ)と区別されていたように思います。
しかし、最近は、どうもこの境がぐちゃぐちゃになってしまい、せっかくブロカントに出かけたつもりでも、プロのお店が全くないことがあり、がっかりすることも多くなりました。
ちなみに、フランス語で、Videとは、「空(から)」、Grenierとは、「屋根裏部屋」で、ようは、「屋根裏部屋を空にする」、いわゆるゴミ処分(?)のようなものです。
さて、このCharroux(シャロルー)の村の特産品は、「マスタード」です。
我が家は、ここの粒マスタードを、春になると買いに行って使います。
この村は、小さいながらも「フランスの最も美しい村」に認定されているので、たくさんの観光客が訪れます。
意外にも、イギリス人が多いためこんなお店も。。。
そう、紅茶のお店です。
また、村の中は、みなさん本当にこだわって花を植えているようで、写真をパチリと撮るだけで、ポストカードに出来そうな写真が撮れます。
ここまでの写真は、コルザの季節の写真です。(この教会は、Charroux近くの村の教会です)
さて、この村は、6月頃に行くと、赤いバラがお出迎えしてくれます。
もともと、このCharroux(シャロルー)は、12世紀から16世紀の間、このオーヴェルニュ地方で、かなり重要な役割を、果たしていました。
ブルボン王朝のもと、かなり強大な権力を持ち、16世紀には、1万人の人口がいたと言われていますが、度重なる戦争で、人口が減っていき、特に第2次世界大戦後に、衰退の一途を辿っていきます。
そして、現在は、300人程度の人口しかないこの村。
それでも、こんな立派な門があり、所々美しい建物が見られるのは、繁栄の名残なんでしょうね。
写真は、いつも行われるブロカントの風景ですが、この左の壁の中には、かつてのシャンブルドットの面影が残っています。
去年までは、確かに売りに出されていたので、もしも、ご興味がある方は、いかがでしょうか?(笑)
お庭は、本当に素晴らしいですよ!
そして、こちらも真っ赤なバラ。
そして、我が家のクレマチスを買うきっかけになったお宅がコチラ。
お天気が悪かったので、写真がいまいち美しくないですが、このクレマチスの咲き方に、感動したんです。
もちろん、シンプルなバラもたくさん咲いていますよ。
みなさんは、コルザの季節、バラの季節、どちらがお好きですか?
Charroux 情報
<見学予想時間>
約1時間。ブロカント開催時は、全てを見るのに、1日かかると思います。
<アクセス方法>
*車の場合*
後日記載します。
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