Bonnieux (ボニュー)
こちらは、ゴルドやルシヨンなどの人気の観光村から、ほど近い、静かに佇む小さな村「Bonnieux (ボニュー)」です。
以前にご紹介したシャンブルドットのマダムが、「この時間からなら、ボニューが綺麗よ!」と、勧めてくださったので、予定も、知識もなく尋ねることにしました。
私がこの村を訪れたのは、確か5月末だったのですが、観光客も少なく、本当にひっそりとしていました。
この日は、長距離運転をしたので、すでに疲れていたのですが、友人たちと、ゆっくり夕飯を食べたかったので、
ぶらぶらと、歩いていた時に、見つけたレストランで、その日の食事の予約をし、日没までの時間、村の中を観光することにしました。
なんとなく、近くのメジャーな村と比べると、華やかさはないのですが、とても落ち着いた雰囲気で、私は結構好きな村です。
コートダジュールの壁の色とは、明らかに違いますね。
ボニューと言えば、最近では、本当に村の中を通り抜けるだけのことが多いのですが、何度、坂を登っても、村から見えるプロヴァンスの雄大な景色には、感動します。
それほどお店も多くない村なので、買い物をしたい方には向いていませんが、ゆったりと滞在するには、静かでいいな~と思います。
中は見れませんでしたが、アンティークショップや、素敵な陶器のお店がありました。
しかし、みなさん。
この村の素朴なイメージとは別に、反対側の村の外れには、多くのスターやお金持ちの別荘が、たくさん並んでいるんですよ。
レストランから眺められる、リュベロン一帯の美しい夕陽は、きらめくような眩しさとともに、目の奥に焼き付いています。
こちらで、食べたレストランのお話は、またレストランの項目で、ご紹介いたします。
私のブログの読者さんは、このボニューが一番好き!という方も多いのですが、もしかすると、適度に静かで、美味しいレストランがあることが、人気の秘訣なのかもしれませんね。
こちらのボニューには、ロゼワインのカーブもあるようなので、是非訪れてみてください。
実は、過去の記録によると、このリュベロン地帯には、時々、地震があるらしいのです。
1887年11月14日、一番最近のものでは、1909年6月11日に地震があった記録が残っています。
そういえば、セナンク修道院で、地震のために、ずれてしまった天井を見たな~と思い出しました。
また、1990年までは、鉄道があったそうで、昔の記述を読んでいると、本当に面白いな~と思います。
Bonnieux 情報
<見学予想時間>
約1時間
<アクセス方法>
*公共機関を使いたい場合
こちらのサイトが、非常に使えるので、一度こちらで探してみてください。→ ★
*車の場合
Gordesから、車で約20分ほどです。
D900を走り、D36を経てBonnieuxへ。非常にわかりやすく看板が出ていますので、標識に沿って走れば、到着すると思います。