海バスク高級リゾート地 Biarritz

Biarritz (ビアリッツ)


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 こちらは、海バスクの代表的なリゾート地である『Biarritz(ビアリッツ)』。

名前は何度も聞いたことがありましたが、「高級リゾートすぎて苦手」という声や、「バイヨンヌの野暮ったさに比べたら、断然ビアリッツ!」という声もあり、小さい村好きな私としては、行くかどうか、最後まで悩んだ場所でもあります。

しかし、最終的に、「行こう!」と決断した理由は、『Rocher de la Vierge (聖母の岩)』が見たくなったからです。
バスで海側に向けて歩くこと数分。
目の前には、美しいビアリッツの海岸線が見えてきました。


Biarritz

この日は、本当にからっとした青空で、とにかく空も海も真っ青!
ほら、カモメも気持ちよさそうでしょ?
Biarritz
10月半ばのフランスの季節は、すっかり秋のはず。
ですが、このバスク地方の海だけは、いまだ夏の様相。

もちろん、普通に海水浴をされてる方もいましたが、ビアリッツといえば、サーフィン。アメリカのピーター・ヴィエルテル監督が、ヘミングウェイの『日はまた昇る』の映画のために、こちらでサーフィンをした逸話があるようです。その後、国際大会まで開かれるほど、サーフィンが広まったそうですが、この日もたくさんの人が、サーフィンを楽しんでいました。

Biarritz

 

さて、その聖母像を見る前に、こちらの Sainte-Eugénie 教会を見てみましょう。

 

Biarritz

 

こちらの教会は、やはり海辺の教会です。

 

Biarritz
きっと、航海の安全を祈るためでしょう。

それにしても、ごつごつとした岩場が続く海岸線。
この美しいブルーの海を眺めて歩き続けると・・・・・。
やっと、『Rocher de la Vierge (聖母の岩)』が見えてきました。

Biarritz

先の方に見えているのが、海難事故から漁師を守るために聳え立つマリア像です。

Biarritz
それにしても、ビアリッツは、普段、小さな村の規模を歩いている私には、広かったです!!(笑)
それでも、人口は25000人を超えるほどなんですね。
確かに、オフシーズンだったので、観光客をちらほら見かけるだけでした。

さて、少しだけ街の中をご紹介します。
やはり、バスク地方と言えば、こちらの「バスク織」。

Biarritz

この「バスク織」特有の7つのストライプは、バスクの7つの地域を表しているそうです。
Hegoalde(南部)と呼ばれる4つの地域が、スペイン側にあり、Iparralde(北部)と呼ばれる3つの地域が、フランス側にあります。

こんな話をしていた背景に、私が、「やっぱり、こんなにシンプルなストライプだと、バスク織っぽくないからね~」と、悩んでいると、お店のマダムが、「あら?きちんと7本ラインが入っているから、バスク織とすぐわかるわよ」と、言ってくれました。

Biarritz

 

私は、「バスク織」を販売するわけではないので、みなさんにお伝えするのもおかしいですが、一応、使い方を書いておこうと思います。

まず、100% ピュアコットンを使用しているので、縮みをなるべく防ぐため、使用前に30℃くらいのぬるま湯で、洗ったほうがいいそうです。
その後、普段の洗濯では、60℃くらいで洗うのが一番いいとおっしゃっていました。
また、汚れたら、マルセイユ石鹸をよくつけてあげ、その後、洗濯機の中で洗うと、染みがよく落ちると言われたので、そのように使っていこうと思います。

お店情報
HELENA
33 rue Mazagran 64200 Biarritz
Tel +33 05 59 24 03 23

街中をのんびりと歩いていると、いかにもバスクっぽい景色が見られます。

Biarritz
さて、もう一つのお楽しみと言えば、やっぱりこちらの『エスパドリュー』。
失礼極まりないですが、どのお店でも、「中国産じゃなくて、本物のバスク産が欲しいのですが・・・」と、聞きまくっていました(苦笑)
せっかく、バスクまで来たので、どうしても、バスク産が欲しかったのです。

Biarritz

 

こちらのお店は、本当に可愛いエスパドリューがたくさん!!
母から頼まれたものを買うのと同時に、やっぱり自分用にも1つ欲しくなり、買ってしまいました。

ビアリッツは、多くのレストランがあり、ご飯を食べるのにも、不自由せず、街も適度な広さがあるので、ゆっくり楽しむことができるので、「フランスの地方旅行初心者」の方には、とても向いている街だというのが、私の感想です。

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海には、ナポレオン3世が整備した防波堤があり、そこに、『Port des Pécheurs』があります。
漁師さんたちが、漁に出て行く門です。

Biarritz

もう一か所だけ、ご紹介。
こちらは、ナポレオン3世の妻 Eugénie de Montijoの頭文字である『E』の形に、建てられた離宮。
現在、英王室も利用する高級ホテル 『Hotel du Palais』として残っています。

Biarritz

1903年2月1日に火災で焼失し、1903から1905年に、再建されたそうです。

また、詳しい歴史を追記して掲載しようと思います。
Biarritzなお、ビアリッツのオフィス・ドゥ・ツーリズムの方は、非常に親切なので、バスク地方を訪れたなら、いろいろ聞いてみるといいと思います。
一生懸命教えてくださいますよ。

Biarritz 情報

Biarritz HP

<見学予想時間>
約1日。チョコレート工場等、様々な見学施設があります。
チョコレート工場 → http://www.planetemuseeduchocolat.com/

<アクセス方法>
*電車の場合
*パリからの場合
TGV駅 PARIS MONTPARNASSEから、BIARRITZ駅まで、直行便約5時間30分。

*飛行機の場合

パリからビアリッツ・アングレ・バイヨンヌ空港まで約1時間10分。
空港から、各地への乗り継ぎは、こちらのHPをご参照ください。→ 
ビアリッツ・アングレ・バイヨンヌ空港HP → 

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