Biarritz (ビアリッツ)
大きな地図で見る
名前は何度も聞いたことがありましたが、「高級リゾートすぎて苦手」という声や、「バイヨンヌの野暮ったさに比べたら、断然ビアリッツ!」という声もあり、小さい村好きな私としては、行くかどうか、最後まで悩んだ場所でもあります。
しかし、最終的に、「行こう!」と決断した理由は、『Rocher de la Vierge (聖母の岩)』が見たくなったからです。
バスで海側に向けて歩くこと数分。
目の前には、美しいビアリッツの海岸線が見えてきました。
ほら、カモメも気持ちよさそうでしょ?
もちろん、普通に海水浴をされてる方もいましたが、ビアリッツといえば、サーフィン。アメリカのピーター・ヴィエルテル監督が、ヘミングウェイの『日はまた昇る』の映画のために、こちらでサーフィンをした逸話があるようです。その後、国際大会まで開かれるほど、サーフィンが広まったそうですが、この日もたくさんの人が、サーフィンを楽しんでいました。
さて、その聖母像を見る前に、こちらの Sainte-Eugénie 教会を見てみましょう。
こちらの教会は、やはり海辺の教会です。
それにしても、ごつごつとした岩場が続く海岸線。
この美しいブルーの海を眺めて歩き続けると・・・・・。
やっと、『Rocher de la Vierge (聖母の岩)』が見えてきました。
それにしても、ビアリッツは、普段、小さな村の規模を歩いている私には、広かったです!!(笑)
それでも、人口は25000人を超えるほどなんですね。
確かに、オフシーズンだったので、観光客をちらほら見かけるだけでした。
さて、少しだけ街の中をご紹介します。
やはり、バスク地方と言えば、こちらの「バスク織」。
この「バスク織」特有の7つのストライプは、バスクの7つの地域を表しているそうです。
Hegoalde(南部)と呼ばれる4つの地域が、スペイン側にあり、Iparralde(北部)と呼ばれる3つの地域が、フランス側にあります。
こんな話をしていた背景に、私が、「やっぱり、こんなにシンプルなストライプだと、バスク織っぽくないからね~」と、悩んでいると、お店のマダムが、「あら?きちんと7本ラインが入っているから、バスク織とすぐわかるわよ」と、言ってくれました。
私は、「バスク織」を販売するわけではないので、みなさんにお伝えするのもおかしいですが、一応、使い方を書いておこうと思います。
まず、100% ピュアコットンを使用しているので、縮みをなるべく防ぐため、使用前に30℃くらいのぬるま湯で、洗ったほうがいいそうです。
その後、普段の洗濯では、60℃くらいで洗うのが一番いいとおっしゃっていました。
また、汚れたら、マルセイユ石鹸をよくつけてあげ、その後、洗濯機の中で洗うと、染みがよく落ちると言われたので、そのように使っていこうと思います。
お店情報
HELENA
33 rue Mazagran 64200 Biarritz
Tel +33 05 59 24 03 23
街中をのんびりと歩いていると、いかにもバスクっぽい景色が見られます。
失礼極まりないですが、どのお店でも、「中国産じゃなくて、本物のバスク産が欲しいのですが・・・」と、聞きまくっていました(苦笑)
せっかく、バスクまで来たので、どうしても、バスク産が欲しかったのです。
こちらのお店は、本当に可愛いエスパドリューがたくさん!!
母から頼まれたものを買うのと同時に、やっぱり自分用にも1つ欲しくなり、買ってしまいました。
ビアリッツは、多くのレストランがあり、ご飯を食べるのにも、不自由せず、街も適度な広さがあるので、ゆっくり楽しむことができるので、「フランスの地方旅行初心者」の方には、とても向いている街だというのが、私の感想です。
海には、ナポレオン3世が整備した防波堤があり、そこに、『Port des Pécheurs』があります。
漁師さんたちが、漁に出て行く門です。
こちらは、ナポレオン3世の妻 Eugénie de Montijoの頭文字である『E』の形に、建てられた離宮。
1903年2月1日に火災で焼失し、1903から1905年に、再建されたそうです。
なお、ビアリッツのオフィス・ドゥ・ツーリズムの方は、非常に親切なので、バスク地方を訪れたなら、いろいろ聞いてみるといいと思います。
一生懸命教えてくださいますよ。
Biarritz 情報
<見学予想時間>
約1日。チョコレート工場等、様々な見学施設があります。
チョコレート工場 → http://www.planetemuseeduchocolat.com/
<アクセス方法>
*電車の場合
*パリからの場合
TGV駅 PARIS MONTPARNASSEから、BIARRITZ駅まで、直行便約5時間30分。
*飛行機の場合
パリからビアリッツ・アングレ・バイヨンヌ空港まで約1時間10分。
空港から、各地への乗り継ぎは、こちらのHPをご参照ください。→ ★
ビアリッツ・アングレ・バイヨンヌ空港HP → ★