Ansouis (アンスウィ)
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何かの雑誌で見かけてから、「いつか行ってみたいな~」と、漠然と思っていたAnsouis (アンスウィ)。
このアンスウィの発音が、案外難しくて、カタカナでは、表現できない部分があります。
私の発音では、なかなか伝わりにくいようで、アンスウィの「スウ」を強調して、発音しなくては、いけないようです。
(日本の観光ガイドには、アンスイと書いてあります)
この村も、「フランスで最も美しい村」の一つ。
ほとんどの小さな村は、近年、人口が横ばいだったり、減少してきたりしているのですが、この村は、珍しく、人口が増えているようです。
絵画のように可愛い色合いの紫陽花に、私の目が留まります。
だからでしょうか?
雨戸に、自宅から見えるこの美しい風景を描かれて、飾ってらっしゃる方がいました。
なんだか、こういう暮らしって、いいですよね。
紫陽花好きな私には、本当に楽しい散策。
そんな、美しい色合いに癒されながら、散歩していると、可愛い看板を発見!
La rue qui monte (登り道)
反対側に回ると、La rue qui descend (下り道)
思わず、微笑んでしまうこの風景。
こちらのお宅の葡萄棚も、なんだか涼しげ。
このお家、どうやらバカンス中に貸し出されている様子。
他にも、何件かレンタルハウスがありましたよ。
(また、情報は書きますね)
そうそう、こんな小さな窓も、大好きです。
それにしても、こんな派手なオレンジ色の壁も、なぜだかしっくりと馴染んで見える不思議な村。そして、この村で、素晴らしいものに出逢いました。
その素敵なものとは・・・・・・。
サントン人形のことです。
サントン人形はプロヴァンス語ではサントゥーンと発音し、「小さな聖人」を意味します。
粘土で作られる小さな人形。
1789年のフランス革命の頃から、作られるようになったそうです。
このサントン人形の職人さんに、作っているところを詳しく説明していただいたのですが、このお話は、「フランスの職人紹介」のページで、ご紹介しますので、楽しみにしていてください!
さて、この美しいAnsouisの風景。
こうやって村めぐりをしていて、いつも不思議に思うのが、何気なく飾られているものが、どうしてこうも、景色に溶け込んでいるだろうと、感心するばかり。
この散歩道で、黒猫ちゃんに懐かれまくり、全く動けなくなった私(笑)
村人と、時々すれ違うことはありましたが、こちらも、静かな村でした。
こちらは、アンスウィ城。
12世紀から、サブラン家が代々受け継いできたお城だそうです。内装も素晴らしいそうですが、個人では見れないんですよね~。グループ予約をしてからなら、見ることができるようです。
12世紀頃のお城に、17世紀に作られた部分がくっついているようですが、場内は撮影禁止のようです。
こちらの城壁と教会がくっついていて、外部からは、いまいち構造がわからなかったのが残念。
教会の中は、いたってシンプルな雰囲気でした。
そういえば、結構プロヴァンスの人たちは、家の前に、こうやってガーデン用のテーブルやいすを置いていて、アペリティフに使います。
日本でも、昔、長椅子を外に出しているお宅がありましたよね~。
まさしく、あんな風景なのです。
Ansouisの村。もちろん、「フランスで最も美しい村の一つ」でもあります。
ここを訪れたなら、やはり、近くにたくさんある他の村も訪れてみたくなりますね。
Ansouis 情報
<アクセス方法>
*車の場合*
Aix en Provence (エクサンプロヴァンス)からの場合
高速道路 A 51を走り、15番出口( Pertuis)で降りる。その後、D56を走りAnsouis (アンスウィ)へ到着。
Avignon (アヴィニョン)からの場合
高速道路A7を走り、26番出口( Sénas – Lambesc)を降りる。その後、N7を’Aix en Provence (エクサンプロヴァンス)方面へ走り、 D23 ( Mallemort方面)、次に、D973、D37を経て、Ansouis(アンスウィ)へ到着。