天空に近い村 La Turbie

La Turbie(ラ・チュルビ)


大きな地図で見る
こちらの村、La Turbie (ラ・チュルビ)は、ある意味、たった10分で一周できてしまうような本当に小さな村です。

ですが、知らないで通り過ぎてしまうには、惜しい可愛い村なので、南仏の日本人観光客に大人気の「Eze(エズ)」村を訪れるときに、ちょこっと寄っていただけると嬉しいです。

La Turbie

ちなみに、「Éze(エズ)」には、すでに6回ほど行きましたが、こちらの村を全く知らず、もったいないことをしたなと思っています。
なにしろ、こちらのTurbie(チュルビ)。
車で通りすぎるだけだと、全く良さがわからない村なのです。

それは、なぜか?

実は、外界と本当の村の中は遮断されているのです。
村の中から、そっと外を覗くと、こんな感じに見えます。(まさしく、別世界です)

La Turbie

 

そんな小さな村の中。

La Turbie

 

どの家にも、とても大きな壺があり、そこに様々な植物が植えられていました。

La Turbie

 

さて、こちらの村を語るときに、外せないのが、『Hostellerie Jerome(オステルリー・ジェローム)』。ミシュラン2つ星の超人気店です。

そして、私の宿泊した日は、3人の日本人の方を見かけました。
(こちらのレストランやシャンブルドットなどは、後日別のページを作って、たくさんご紹介していきます。)

La Turbie

こちらのレストラン、13世紀に建てられた旧シトー会修道院内にあるホテルでして、もうとにかく歴史ある建物が、半端なくかっこいいのです。

ちなみに、ちょっと、いや”かなり”抜けている性格の私は、こちらのレストランがそんな有名店だとは知らず、朝食しか食べないで帰ってくるという失態を犯しました。しかも、今考えると、それほど高くなかったんですよね・・・。

それにしても、こちらのレストランが、星付きとは知らなくても、厨房から何とも言えないおいしそうな香りがしていて、その上、宿泊した部屋から下を覗くと、一目でお金持ちとわかる装いの紳士&淑女たちが食事に来ていたので、「きっと、有名なレストランなんだな」と、すぐにわかりました。

 

La Turbie

 

どうやら、ここから車で20分ほどのモナコに泊まりに来ているVIPたちが、食べにくるレストランだったようです。
そして、こちらの村には、ローマ遺跡『『Trophèe des Alpes』があります。

 

La Turbie

 

教会の左横に見えるいかにもローマっぽい建造物、わかりますでしょうか?

少し歴史的背景を語ると、シーザーの死後、ローマ皇帝アウグストウスが、ローマの支配が不安定であったこの地を平定し、その戦勝記念に建てさせた記念碑です。

もちろん、ここにも登りたかったのですが、この日は、母と一緒で、毎日、歩き回るのに疲れていた母に、「疲れているから、登りたくない」と却下されました
まぁ、個人旅行でない限り、なかなか自分の好きなようには、いきませんね(笑)

まぁ、レストランと一緒に、リベンジすればいいか・・・と、呑気に考えております。

実は、もう一つの見どころとして、こちらの記念碑から、美しいモナコの風景が見えるはずです。ということで、私たちはモナコ側は見れなかったので、カップ・ダイユの方角の写真でお許しを。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

それにしても、あとほんの少しだけ東に進むと、イタリア。
ニース近辺に来ると、いつも私まで、陽気な気分になってしまいます。(笑)

 

La Turbie 情報

La Turbie HP

<見学予想時間>
もしも、村だけ見て回るなら、約10分ほど。
ローマ遺跡を見るなら、1時間ほど。

<アクセス方法>

*車の場合*
高速道路A8
Nice(ニース)からの場合
Monaco、Menton、Gênes方面に走り、57番出口(La Turbie)で降り、La Turbieへ

Menton(マントン)からの場合
Nice、Monaco方面に走り、58番出口(Roquebrune)で降り、D2564を約4.5km La Turbie方面へ走る

*電車の場合*
Nice(centre-ville)駅か、モナコ駅で降り、La Turbieまで、バスを使う。

*バスの場合*
Nice(平日2ライン、日、祝1ライン)、Monaco(月から金2ライン、土、日、祝1ライン)からバスが出ています。
それぞれの時刻表を確認してください。

Nice 116 100X
Monaco 11 100X

フランス語がわかる方は、是非こちらのアクセス方法を参照してください。→

コート・ダジュール地方へもどる